10月28日に開業した「ルミネ有楽町店」(千代田区有楽町2)に同日、菓子研究家いがらしろみさんがプロデュースするスコーン専門店「home Fairycake Fair(ホームフェアリーケーキフェア)」(TEL03-5222-1572)がオープンした。
運営はコンテンポラリープランニングセンター(以下CPCenter、渋谷区)。同社では2007年、いがらしさんをプロデューサーに招いたカップケーキの専門店「Fairycake Fair」(千代田区)を東京駅地下にオープン。伝統的なイギリス菓子を「現代の東京スタイル」で提案するフェアリーケーキフェアブランドの2号店目と位置づける同店では、ルミネ有楽町店のターゲットに合わせ「気軽さ、親しみやすさ」を狙い、新たにスコーンに着目した。
「ケーキスコーン」と銘打つ商品はいがらしさんのレシピによるもので、通常のスコーンに比べて「ミルキーな味わい」「周りがさっくり、中がふんわりした食感」「豊富なラインアップ」などが特徴。ホワイトチョコレートでデコレーションしたシリーズや、いがらしさんが「イチジクカシス」「ブルーベリーヘーゼルナッツ」などスコーンに合わせて開発した手作りジャム15種なども扱い、「スコーンの新しい食べ方のスタイル」を提案する拠点とする。
店舗面積は約4.5坪。什器やレジカウンターは明るい木目を基調とし、フレームに黒を使用。シンプルな内装とパッケージにこだわり、「主役であるスコーンを際立たせる」店づくりを進めたという。
店内では約16種類のケーキスコーンを取り扱う。人気はプレーンな「ピュアバター」(290円)、アールグレイの香りが特徴の「紅茶」、ビターな味わいの「カカオ」(以上330円)など。「塩キャラメル」「ラズベリー」などチョコレートでアイシングしたカラフルなシリーズ、「チーズチーズ」「カレーカレー」など食事向けに塩味を効かせたシリーズ(以上360円)も展開する。
平均客単価は1,100円前後。「いがらしさんが大切に作ってきたレシピ。スコーンのおいしさを日本のライフスタイルに取り込み、気軽に長く親しまれる店にしていきたい」(CPCenter広報担当者)
営業時間は11時~21時。