「恵方巻き」をモチーフにしたのり巻きタイプの創作和菓子「吉方(きっぽう)巻き」が現在、「源 吉兆庵 銀座店」(中央区銀座7、TEL 03-3569-2360)で販売されている。
歳時記に合わせた和菓子を販売する同店。2月3日の節分に合わせた和菓子は2006年から展開し、恵方巻きをかたどった「吉方巻き」の販売は同年から続く。
餅、ようかん、白餡(あん)をスポンジケーキで巻きノリで包む吉方巻き。2010年まではノリを巻いた状態で販売してきたが、購入客からの「ノリが固くて切れにくい」との意見を受け昨年は竹炭の入ったスポンジケーキをノリに見立てた。今年はノリを別で用意し、客が手巻きするタイプへと改良。「ノリが巻かれた楽しい和菓子」を復活させた。
長さは12センチで、カットせずに提供する。「お菓子なので丸かぶりするのは難しい」と広報・美術室の岡田直子さん。「工夫を凝らした面白い和菓子なので、切り分けて友人や家族で楽しんでいただければ」
同店ではそのほか、漉し餡を餅で包み、カステラそぼろをまぶした「鬼遣らい(おにやらい)餅」(1箱10個入り、1,050円)も節分に合わせて販売している。
吉方巻きは1本630円。販売は2月上旬まで。