「未来ちゃん」で知られる写真家・川島小鳥さんが、アイドル・奥仲麻琴さんを捉えた写真展「RUN RUN(るんるん)まこと」が1月26日、キヤノンギャラリー銀座(中央区銀座3、TEL 03-3542-1860)で開催される。
川島さんは1980(昭和55)年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、ポエムグラファー(写真家詩人)の沼田元氣さんに師事。2007年には1人の少女を4年間撮り続けた作品「BABY BABY」(学研)を出版。昨年は佐渡島に住む女の子を捉えた写真集「未来ちゃん」(ナナロク社)を刊行してパルコ巡回個展なども開催。独特の雰囲気を醸し出す少女の姿が、幅広い層から支持を集めた。
1993年生まれの奥仲さんは、10人組のガールズロックユニット「ぱすぽ☆」のメンバーとして活躍する。川島さんが奥仲さんを撮影したシリーズは、「週刊プレイボーイ」のグラビアページに掲載され、昨年11月に「RUN RUN まこと」(集英社)として刊行。奥仲さん初のソロ写真集となった。
同著に収録された作品を中心に、川島さんが17歳の奥仲さんを捉えた写真を一堂に紹介する同展。昨年梅雨時の東京、真夏の八丈島、秋の手前の信州上田を舞台に、「ぷっと吹き出してしまうもの」から、「ぐっと胸に迫るもの」まで130点以上が並び、今年1月17日に雪景色の那須高原で撮影したばかりの作品もお目見えするという。
現代美術家・金氏徹平さんが額装した写真を組み合わせたオブジェ「RUN RUNの塔」も見どころ。「見た人全てを幸せにしてくれる17歳の生命力の爆発を思う存分に体感してもらいたい」(写真集「RUN RUN まこと」担当編集者)
開催時間は10時30分~18時30分(最終日は15時まで)。日曜・祝日休館。2月1日まで。