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松坂屋屋上・銀座通りで唯一のビアガーデン、最後のシーズン営業へ

今年の営業を最後に29年の歴史に幕を閉じる「ライオンビヤガーデン 麦羊亭」

今年の営業を最後に29年の歴史に幕を閉じる「ライオンビヤガーデン 麦羊亭」

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 銀座の夏の風物詩として親しまれてきた松坂屋銀座店(中央区銀座6)屋上のビアガーデン「ライオンビヤガーデン 麦羊亭(ばくようてい)」(TEL 03-3569-3871)が4月26日、来春の建て替えを控える松坂屋で最後の営業をスタートさせる。

1984年開店当初の松坂屋屋上

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 運営はサッポロライオン(中央区)。昭和40年代に台頭したビアガーデンブームに合わせて、10年間に約15店舗のビアガーデンを開いた同社。同店はこの流れに乗って1984(昭和59)年に誕生。10年ほど前から「2杯目以降のビールを自分で注げるスタイル」を導入して人気を集め、併せて「ビールに合うフード」として「ジンギスカンの食べ放題」が楽しめる現在のスタイルを採り入れた。

 近年では銀座通り唯一の屋上ビアガーデンとして、平日は近隣の会社員に、休日はファミリー客などに親しまれる同店。オープン日を前倒して営業した昨年に引き続き、今年はゴールデンウイークを目前に控えた今月26日にオープン。2013年春に建て替えによる一時閉鎖を予定する松坂屋で、通算29回目となる「最後の」シーズン営業を始める。

 会場で提供する生ビールは、10年ほど前から同店でビールを注ぎ続けて「ファンも多い」という「ビアガーデンの顔」伊豆倉務さん(71)らが担当。ドリンクメニューはサッポロ生ビール黒ラベル(大ジョッキ=1,050円、小ジョッキ=630円)、各種サワー(580円)、ソフトドリンク(500円)など。

 毎年「9割のお客さまが注文する」というフードメニューは、オーストラリア産のラム肉を使ったジンギスカン。「しょうゆ」「塩」「みそ」ダレをもみ込んだ3種の味を用意する「手もみジンギスカン食べ放題+生ビール飲み放題(120分)」は4,500円で提供。単品料理は約25品をそろえる。

 5月3日には、1974(昭和49)年結成のトラッドジャズバンド「デキシージャイブ」がライブを開く。 翌4日には、若手マジシャンによるテーブルマジックも。上演は各日14時~、17時~。

 同社経営戦略部の西村礼佳さんは「いろいろな思い出が詰まっているビアガーデン。夏の思い出として、最後の営業を楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は、平日=17時~22時、土曜=12時~22時、日曜・祝日=12時~21時(以上、4~6月)、平日16時~22時、日曜・祝日=16時~21時(以上、7月~9月)。雨天・強風の場合は休業。9月末まで。

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