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銀座2会場で広川泰士さんの写真展-デビューから未発表新作まで

流行通信 1978年

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 フォトグラファー広川泰士さんのデビュー当時にスポットを当てた写真展「旅の途中~」が5月7日、クリエイションギャラリーG8(中央区銀座8、TEL 03-6835-2260)とガーディアン・ガーデン(銀座7、TEL 03-5568-8818)で始まる。

良品計画、2003年

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 展示は1994年からスタートし、第一線で活躍する作家のデビュー当時を振り返る展示企画「タイムトンネルシリーズ」の第30回。これまでグラフィックデザイナーの仲條正義さん、アートディレクターの細谷巖さん、イラストレーターの大橋歩さんなどのクリエーターを取り上げ、その発想や表現方法の原点を紹介してきた。

 1950(昭和25)年神奈川県生まれの広川さんは、大学時代に8ミリ映画の制作を通して写真に興味を持つように。1974(昭和49)年から写真家としての活動を開始し独学でキャリアを重ね、ファッション、広告、CM、映画の撮影監督などで活躍。デザイナーズブランドの服を地方で生活する人たちに着せたポートレート「sonomama sonomama」、日本全国にある原子力発電所を現代日本の風景として切り取った「STILL CRAZY」、巨岩と星の軌跡を捉えた「TIMESCAPES-無限旋律-」など、独自の視点による作品制作にも取り組んでいる。

 G8では筑豊やアメリカを撮影した初期の作品、70~80年代のファッション写真、初期の代表作「sonomama sonomama」、20年以上取り組んだ家族のポートレートシリーズ、CM、広告作品などを幅広く紹介。

 ガーディアン・ガーデンでは、「STILL CRAZY」「TIMESCAPES-無限旋律-」のほか、日本海での重油流出事故現場を8年にわたって撮影した「OILED COAST」、未発表の新作「BABEL-ごく普通の風景-」などのオリジナル作品を一堂に紹介する。

 関連企画として、広川さんとグラフィックデザイナーの佐藤卓さん(5月17日)、広川さんと東京工芸大学芸術学部教授の吉野弘章さん(同23日)が出演するトークショーをそれぞれ開催。開催は19時10分~で、会場はG8。入場無料。要予約。

 開催時間は11時~19時。日曜・祝日休館。入場無料。6月1日まで。

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