東京国際フォーラムガラス棟地階ロビーギャラリー(千代田区丸の内3)で11月15日より、「MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD 2006受賞作品展」が開催される。
同賞は2001年から「ラッキーストライク・ジュニア・デザイナー・アワード」として実施されていたが、今年から三菱化学が特別協賛し名称を変更して継続実施されるもので、これまでの受賞者は各方面でデザイナーとして活躍していることでも知られる。
同賞の対象は、2006年3月に卒業するデザイン関連学校の卒業制作作品で、独創性やデザイン、機能性、実現・経済性、社会への貢献などを審査基準に据える。
263点の応募作から選ばれた受賞作14作品の中から、利用者が直感的に理解できる地下鉄駅の情報表示3種を提案した「公共空間における直感的インターフェースの提案」を行った磯貝直紀さんが「大賞」を受賞。佳作2作品は、リアルタイムで患者の3次元体内を見ながら手術を行える医療機器「医療手術支援リアルタイム画像撮影機器」(写真)を提案した齊川義則さん、タイポグラファーで、モダンデザインの手法をまとめた「ニュー・タイポグラフィー」を記したヤン・チヒョルトを再考した「チヒョルト再考」の青松基さんに贈られた。
このほか、人によって異なる肌色をさまざまな人種、年齢の100人が協力して作られた200色の肌色のばんそうこう、500個のLEDの点滅を20個のミラーによって反射させる球体万華鏡なども展示。開催時間は11時~19時。11月19日まで。入場無料。