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銀座にキッチンカフェ「菜紋」-店主は歌舞伎座の元・表方

植物を置いてテラスを設けた「菜紋」のファサード

植物を置いてテラスを設けた「菜紋」のファサード

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 歌舞伎座で14年「表方(おもてかた)」を務めた吉積サイモンさんが切り盛りするキッチンカフェ「菜紋(さいもん)」(中央区銀座6、TEL 03-5537-5858)が4月17日、銀座6丁目にオープンした。

コーヒー店だった物件を借り受け、改装した店舗内観

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 日本人の父とイギリス人の母を持つ吉積さんは、1972(昭和47)年愛知県生まれ。名古屋で外資系ホテルに就職し、世界のVIPを専属に世話するバトラーを担当。これをきっかけに歌舞伎座俳優・坂東玉三郎さんと知り合い、1996年に歌舞伎座の興行や経営の事務、広告、宣伝などを担当する表方へと転身した。以降第4期歌舞伎座閉場まで務め、2010年5月に独立。

 運営は、「未来に残る定番を世に送りたい」という思いで2007年に吉積さんが設立した「未来定番」。カフェを開きたいという思いはもともとあったといい、バトラー時代に同じホテルで働き、以降イタリアンで経験を積んできた森田茂之さんとともにオープンにこぎ着けた。

 場所は松坂屋銀座店近くの銀座6丁目。丸と四角の窓枠が特徴のステラビル路面で、もともとは「『コーヒーショップいはら』が長く営業した場所」(吉積さん)。店内は奥にオープンキッチンを配したL字型で、店舗面積は約14坪。縄模様の装飾を施した白壁や、カウンターチェアなど、もともとの素材感を生かした内装が特徴。席数はカウンター10席を含む20席。

 料理は「安心でおいしい食材を」との思いで岐阜県の卸や農家と直接契約して仕入れた飛騨牛や野菜を中心に使用する。「旬野菜のバーニャカウダ」(1,580円)、「肩ロース ハネシタ肉のグリル」(3,880円)などのメニューに加え、旬の野菜、粥、薬味4点盛り、みそ汁、豆乳と野菜のジュース、カフェドリンクをセットにした「菜紋オリジナル粥セット」(750円、7時~10時)などの朝食メニュー、ハンバーグに前菜の盛り合わせ、野菜スープ、カフェドリンクをセットにした「飛騨牛肉入りハンバーグ」(1,300円、11時~15時)などのランチメニューもそろえる。

 夜の客単価は3,000円~4,000円程度。「歌舞伎座時代に知り合った人たちにもたくさん来てもらえていて、うれしい」と吉積さん。「歌舞伎座を経て新たな表現の場ができた。松坂屋の再開発で変化の多い場所。細かいこと一つ一つにこだわりながら、お客さんのニーズに応えられる街のカフェを目指したい」と話す。

 営業時間は7時~24時。12月30日~1月1日は休業。

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