政界引退後、書や陶芸などの制作活動を展開する細川護煕(もりひろ)さんの油絵展が6月20日より、銀座三越(中央区銀座4)で始まった。
細川さんは1938(昭和13)年、東京生まれ。朝日新聞記者を経て、衆議院議員、熊本県知事、日本新党代表を歴任し、1993年に第79代内閣総理大臣に就任した。1998年に60歳を機に政界引退後は、神奈川県湯河原町の自邸「不東庵」で陶芸制作を開始。2001年以降は国内外で個展を開催し、現在は作陶のほか、書、水墨、油絵、漆芸などにも取り組んでいる。
日本橋三越では7~8年ほど前から細川さんの陶芸作品展を開催。同展はこれをきっかけに初めて開催する油絵展で、日本橋三越本店では同期間中、掛け軸やびょうぶなどに書を施した「細川護煕 書の世界」展を開催する。
会場では、2010年ごろから描きためた油彩作品を展示販売。花、緑、観音様などの身近な風景を描いた作品約20点を紹介する。
開催時間は10時~20時(最終日は16時まで)。入場無料。6月26日まで。