一年で昼の長さが最も長くなった「夏至」の6月21日、和光本館、有楽町マリオンなど銀座・有楽町エリア一帯でライトアップ施設が一斉に消灯する「ブラックイルミネーション」が実施された。
環境省が2003年から地球温暖化防止を目指して取り組む「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」の一環。夏至の日を中心に全国のライトアップ施設の消灯を呼び掛けるもので、今年は1万6041施設が参加。銀座、築地、有楽町エリアからは和光本館、銀座ベルビア館、プランタン銀座、ルミネ有楽町店、阪急メンズ・トーキョーなど約30の施設が参加して、20時から22時までの2時間、屋外照明などを消灯した。
和光本館では20時の鐘が鳴り終えると、ファサードを照らす屋外照明、店舗内のライトを一斉に消灯。2時間で約50キロワットを削減した。阪急メンズトーキョーでは9キロワット時、プランタン銀座では54キロワット時を、それぞれ削減した計算となる。
今年で10周年を迎える同キャンペーン。環境省では同日から7月7日までの間を啓発期間に設定し、「でんきを消して未来をみつめよう」をスローガンにCO2削減を呼び掛ける。7月7日には同様にライトアップ施設への消灯を促す「七夕ライトダウン」を実施。全国の参加施設数と予定している削減電力の集計はオフィシャルサイトで確認できる。