日本皮革産業連合会（以下JLIA、台東区）は8月28日、銀座に日本製革製品のショールーム「TIME＆EFFORT」（中央区銀座8）をオープンする。

店内では熊谷隆志さんがデザインに関わったレザーアイテムをディスプレー

　JLIAは1986（昭和61）年、皮革産業の振興・発展・連携強化を目的に皮革関係の製造・卸・小売りを行う25団体をサポートする公益法人として発足。皮革・皮革製品に関する情報提供、国内外での展示会の開催、ベストレザーニスト・皮革親善大使による国産皮革のPRなど、幅広い事業を展開する。

　日本の職人が手掛ける皮革素材・製品の展示やイベントを展開するショールームで、今年2月にオープンした上海店に続く2店舗目。皮革・皮革製品を紹介しながら「ジャパンブランドを醸成したい」「JLIAに所属する有志企業の新製品開発のきっかけにしたい」と出店を決めたという。

　場所は、並木通りに面した「銀座マジソンビル」1階・2階。店舗面積は約233平方メートル。店内にはクリエーティブディレクターの熊谷隆志さんがデザイン開発を担当するオリジナル製品をディスプレー。「（熊谷さんは）世界の流行はもちろん、素材、デザイン、MD（マーチャンダイジング＝商品化計画）などについても各メーカーの製品開発をリードできる存在」と担当者。

　ほかに、国内の皮革関連企業・団体による皮革・皮革製品の中から、日本の伝統技術と「おもてなしの心」を伝える商品を展示販売。併せて2800社以上のJLIA会員団体が協力し、レザーアイテムの作り方、皮革に関する知識、気に入ったレザーアイテムを長持ちさせるテクニックなどを紹介するイベントも開いていく予定。

　営業時間は12時～20時（土曜・日曜・祝日は11時～19時）。