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銀座「ピエール マルコリーニ」、クーベルチュールに特化した新ブランド始動

クーベルチュール6種を扱うピエールマルコリーニの新ブランド「ブリュッセルトレジャー」

クーベルチュール6種を扱うピエールマルコリーニの新ブランド「ブリュッセルトレジャー」

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 高級チョコの先駆けとして知られる銀座のチョコレート専門店「ピエール マルコリーニ 銀座店」(中央区銀座5、TEL 03-5537-0015)が10月3日、クーベルチュールに特化した新ブランド「BRUSSELS TREASURE(ブリュッセルトレジャー)」をスタートした。

ブランドのリリース初日には、ピエールマルコリーニさんの姿も

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 1994年、ショコラティエ、ピエール・マルコリーニさんがベルギーで立ち上げた同ブランド。銀座店は日本1号店として2001年12月に開業。 高級チョコが「ブーム」となる以前にチョコレートカフェの先駆け的な存在としてオープンし、ファンが遠方からも足を運ぶ行列店として知られてきた。日本輸入販売元はThe Cream of the crop & Company(銀座6)。

 10年以上前から取り組んできたというカカオ豆へのこだわりを、「原点回帰」をスローガンに初めてブランド化。カカオ豆の仕入れルートの開拓、買い付け、選別、調合、焙煎(ばいせん)など全ての工程をマルコリーニさん自身が手掛け、通常は製菓用に加工される「クーベルチュール」そのものを「商品」として販売。チョコレートドリンク、スイーツ、料理の材料として「カカオの新たな利用法」を提案していく。

 ブランド始動に合わせて、銀座店では2棟から成る施設の1棟の1階部分をブリュッセルトレジャー専用スペースへと改装した。店内ショーケースには量り売り用のフレーク状のクーベルチュールを並べ、壁面には同ブランドのパッケージ商品やオリジナルエコバック、マグカップなどをレイアウト。奥にはチョコレートドリンクのテークアウト用カウンターも設けた。

 クーベルチュールは、ベネズエラ、キューバなどで育ったカカオ豆を使い、異なる品種の豆をブレンドしたものや、低温焙煎したものなどを含めて6種をラインアップ。同商品を使ったチョコレートドリンク5種、粗びきカカオ豆「カカオニブ」、カカオティーも取り扱う。

 「料理用にクーベルチュールを使うというのは日本ではまだなじみが薄いが、ボトルをキッチンに置いて、カレーの隠し味にしたり、バターと一緒にパンに乗せて焼いたり、カフェラテに入れたり、もちろん手作りチョコの材料にしたり、自分のスタイルでどんどん楽しんでもらいたい」(The Cream of The Crop & Companyの佐伯里可子専務)。

 量り売りは銀座店のみで取り扱い、パッケージ商品は今後各店で順次展開予定。営業時間は11時~20時(日曜・祝日は19時まで)。

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