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銀座に「ヒロココシノ」旗艦店-デザイナー小篠さん自らの作品ギャラリーも

並木通り沿いの路面に出店した「ヒロココシノ銀座店」

並木通り沿いの路面に出店した「ヒロココシノ銀座店」

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 ヒロココシノ(渋谷区)は9月、銀座にギャラリースペースを併設したフラッグシップショップ「ヒロココシノ銀座店」(中央区銀座4、TEL 03-5250-4848)をオープンした。

天井高が特徴のスペースに、小篠弘子さんの作品を並べる地下1階「KHギャラリー」

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 社長でデザイナーの小篠弘子さんは1961(昭和36)年、銀座小松ストアー(現ギンザコマツ)でファッションデザイナーとしての道をスタートさせた。「東洋と西洋を融合させた美しさ」を特徴に、1970年代には東京でコレクションを開催。1980年代にはヨーロッパ、アジアでも知名度を高め、1990年代からはアーティストとしての活動にも力を注いできた。

 「デザイナーとしてのスタート地点」である銀座での路面展開は「数年前からの夢だった」(ヒロココシノインターナショナル販売促進部プレス担当・武者涼子さん)。出店先は銀座・並木通り沿いの和光並木通ビルの地下1階から地上2階。同ブランドのフラッグシップショップに位置付け、広さ約120坪の店内に、ショップと小篠さん自身が手掛けたアート作品を紹介するギャラリーを併設する。

 1・2階のショップでは、オートクチュール・セミクチュール、オケージョン対応に特化した「ヒロココシノプルミエ」(9万300円~)、プレタポルテ「ヒロココシノ」(5万8,800円~)、カジュアルラインをそろえる「トランクヒロココシノ」(3万450円~、以上ジャケットの価格帯)の4ラインを展開。輸入アクセサリーや小物などのセレクト商品も扱う。

 もともと画廊だった地下1階には、小篠さん自身の作品を約3カ月周期で企画展示する「KHギャラリー」を展開。高校時代の夢は「画家」だったという小篠さんが、デザイナーとして活躍する傍らで描きためてきた作品700点以上を順次紹介する。同店限定商品として、アート活動との「コラボ商品」も販売する。

 「今回、あらゆる面で理想的な場所に巡り合い出店できたことは、願ってもない幸運だった」と、ヒロココシノ広報室プレス担当の草野雅恵さん。「日本のファッションブランドは海外ブランドに押されて元気のない状態。ヒロココシノでは、国内ブランドとして銀座から発信し、全国に波及するような洋服を提案していきたい。それがブランドの可能性を広げることにもつながれば」(武者さん)。

 営業時間は10時30分~20時(ギャラリーは19時まで)。ギャラリーのみ日曜定休(11月25日は営業)。

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