秋田県と鳥取県が共同で、日本海に生息する深海魚「ハタハタ」のご当地グルメを披露する「秋田 鳥取 うまいぞ!ハタハタフェスティバル」が12月1日・2日、築地本願寺(中央区築地3)前広場特設会場で開催される。
東京・築地で「ハタハタ」PRイベント開催へ-秋田と鳥取がコラボ(秋田経済新聞)
「冬の味覚」として親しまれるハタハタは、日本海広域で漁獲される深海魚。収穫高1位(2010年)の秋田では産卵期に接岸するハタハタを捕り、「ぶりこ」と呼ばれるおなかいっぱいの卵が特徴。鳥取では山陰沖の深海を回遊しているハタハタを沖合底引き網で漁獲。脂ののりが特徴で、「とろはた」とも呼ばれる。
都内での消費拡大をアピールする狙いで、これまで首都圏に数多く出荷してきた鳥取と、県内消費が中心だった秋田が協力。昨年からイベントやタイアップなどをスタートさせ、今回「日本の台所」築地でのイベント開催で、市場関係者から魚に関心の高い一般客までに向けてハタハタの魅力をアピールする。
ハタハタ料理が昔から家庭で親しまれてきた秋田に対し、鳥取では趣向を凝らしたご当地グルメが登場。今年「みんなで選ぶ境港の水産加工大賞」でグランプリを受賞した「ハタハタ昆布〆丼」(鳥取)のほか、ハタハタの魚醤を使った「男鹿しょっつる焼きそば」「ハタハタしょっつる鍋」(以上、秋田)などを販売するほか、築地場外市場の小売店では秋田産生ハタハタの販売も予定する。
ステージでは両県知事やさかなクンらによる「ハタハタうまさ頂上決戦」(2日12時~)を行うほか、郷土芸能のステージ、秋田・鳥取のご当地キャラクターの登場なども予定。
「ハタハタを中心に秋田・鳥取のおいしいものが並ぶ。ご当地キャラもやって来て一日楽しめる。ぜひ足を運んでもらえれば」(鳥取県東京本部販路開拓チーム・盛山勝一郎さん、秋田県東京事務所あきた売り込み班・金子潤さん)。
開催時間は10時~16時。入場無料。