DVD自動レンタル機の設置・運営を手がけるアスタラビスタ(港区)は12月6日、日比谷シャンテ(千代田区有楽町1、TEL 03-3591-9001)地下2階レストラン街でDVDレンタルサービスを開始した。
同サービスは、常時数十タイトルがラインアップされたDVDを無人でレンタルできるもので、借りた場所に関わらず、他の場所に設置されたマシンでも返却が可能なことが特徴。今年8月25日に東京メトロでサービスを開始後、現在の会員数は3,000人強と順調にサービスを拡大している。同所への設置は商業施設内として都内初で、同社企画開発部事業開発担当吉沢泰生さんは「立地の良さ、人の出入りが多いことなどから場所として的確だと考えたため」と説明している。
スタート時のラインアップは「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」「M:i:III」、「嫌われ松子の一生」、「ナイロビの蜂」など。レンタル料金は24時間で、新作=350円、準新作=250円、一般作=150円。
今後は首都圏を中心に、高速道路のサービスエリア、スーパーマーケット、ガソリンスタンド、オフィスビルなどへも順次拡大を図り、東京メトロでの増設、私鉄各線でのサービス開始ポイントを加え年内に60台の設置を予定している。
吉沢さんは「レンタル機本体を『ラッピング』するなどメディアとしての展開も考えている。また、DVDレンタルケースに告知物を入れるなどの構想もある」と話している。ちなみに、社名はスペイン語で「また会いましょう」を意味するという。