ヌードから街角までを独自の視点で切り取る写真家・野村佐紀子さんの近作を中心に紹介する企画展「NUDE/A ROOM/FLOWERS」が現在、銀座「BLD GALLERY」(中央区銀座2、TEL 03-5524-3903)で開催されている。
野村さんは1967(昭和42)年山口県生まれ。九州産業大学芸術学部写真学科卒業後、1991年から荒木経惟さんに師事する。1993年、初個展として「針のない時計」を開催以降、東京を中心にヨーロッパ、アジアでも精力的に個展・グループ展を展開。主な写真集に「裸の時間」(1997年、平凡社)、「愛の時間」(2000年、BPM)、「tsukuyomi」(2005年、マッチアンドカンパニー)、「近藤良平」(2006年、マッチアンドカンパニー)、「夜間飛行」(2008年、リトルモア)などがある。
横たわる男性のヌードから、植物の葉っぱ、街角のネオン、何気ない室内の風景まで、近年撮影したものを中心に私的な印象を抱かせる情景を独自の視点で切り取り、等しく並べた同展。同名写真集「NUDE/A ROOM/FLOWERS」(マッチアンドカンパニー)の刊行を記念して開くもので、会場ではモノクロ写真を中心に、カラーも織り交ぜ、同写真集に掲載する作品約60点を一堂に紹介している。
限定1000部で「NUDE」「A ROOM」「FLOWERS」を示す3種の表紙を展開する。価格は6,825円。
開催時間は11時~19時。入場無料。3月24日まで。