リコー(中央区銀座8)は、12月22日より銀座4丁目交差点の「三愛ドリームセンター」(中央区銀座5)屋上に新たな広告塔を設置、点灯を行う。
三愛ドリームセンターはリコー創業者で、現在同社の子会社である婦人服取り扱いの「三愛」(渋谷区代々木)設立者でもある市村清社長が「リコー三愛グループ」のシンボルとして1963年に建設したビル。市村社長は奈良・法隆寺の五重塔からヒントを得て、中心の1本の支柱によって支えられた総ガラス張り、円筒の塔を銀座の真ん中に作ることを考えたという。同ビルの広告塔はこれまで、三菱グループ、日本コカ・コーラ、サントリー、ボーダフォンなどさまざまな会社が利用しており、銀座のランドマークとして知られる。
今年創業70周年を迎えるリコーは、昨年9月にコーポレートロゴをリニューアル、今年1月には新本社事業所をオープンした。今回の屋外広告塔設置は「リコーの新たなホームタウンともいえる銀座の三愛ドリームセンター屋上をあらためて自社で活用することにした」もの。
広告塔デザインテーマは「誕生、成長」で、「新芽の伸びゆくイメージ、花のつぼみが咲く生命感を表した」という。立体的な曲線を重ね、それぞれの織り成す影が効果的に表情を変えることを狙った点と、白を基調に、同社ロゴの赤を際立たせたのが特徴。サイズは14.54メートル(天地)×26.55メートル(左右)。12月22日は20時過ぎから点灯を予定(多少前後する可能性あり)。通常点灯時間は日没30分前~24時。