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銀座で南大東島が舞台の映画上映-「わしたショップ」で関連フェアも

南大東島を舞台にした映画「旅立ちの島唄~十五の春~」(吉田康弘監督)

南大東島を舞台にした映画「旅立ちの島唄~十五の春~」(吉田康弘監督)

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 シネスイッチ銀座(中央区銀座4、TEL 03-3561-0707)で5月18日、沖縄の離島、南大東島を舞台にした映画「旅立ちの島唄~十五の春~」の上映が始まる。

(写真左から)父親役の小林薫さんと主人公仲里優奈を演じる三吉彩花さん。

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 同作品を4月27日から先行上映した沖縄の劇場では2013年公開の作品としては最多の動員数を記録した。18日からの上映は、都内ではシネスイッチ銀座のみ。

 同作品は、島に高校がないために15歳になると高校進学のために島を出る南大東島の子どもたちの実話を基にしたもの。プロデューサーの政岡保宏さんが自宅で見た南大東島のドキュメンタリーに感銘を受け、監督の吉田康弘さんに企画を持ち掛けたことから映画製作がスタートした。

 取材で現地を訪れ、南国リゾートのイメージとは違う南大東島の風景を見て驚いたという吉田監督は「ここでの島唄はブルース。厳しい大地で粛々と生きている人、日本の端っこの小さな家族の話を繊細に丁寧に描くんだという気持ちになった」と話す。

 ストーリーの要ともなっている島唄「アバヨーイ」は、村役場職員であり民謡歌手でもある濱里保之さんが「子どもたちが島と親に感謝し、原点を忘れず、夢と希望を持って小さな島から旅立つ思い」を歌にしたもの。本作品中に登場する実在の少女民謡グループ「ボロジノ娘」の卒業生が毎年この歌を歌うことで、島の春には欠かせない別れの唄になっているという。

 同作品の公開に合わせて、沖縄県のアンテナショップ「銀座わしたショップ」(銀座1)で「南大東島フェア」を開催中。南大東島の物産品をはじめ、関連書籍、作品シーンのパネルなどを展示しているほか、映画公開期間中に半券を提示すると粗品を進呈するキャンペーンも実施予定。

 同店の前田展野店長は「とても切ない内容だが、主人公の強さに感銘を受け、『私も頑張らなきゃ』と思う映画。シネスイッチ銀座で映画を見た後に立ち寄っていただき、余韻を楽しんでいただければ」と利用を呼び掛ける。

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