日本酒や焼酎などの「和酒」を提供する日本酒バー「銀座酒蔵検校(けんぎょう)」(中央区銀座3、TEL 03-5159-1401)で6月12日、蔵元を招き試飲イベント「天狗舞の会」が開催される。
同店は昨年11月、業務用酒類卸の検校(千代田区)が初の小売店としてオープン。酒類の店頭販売や限定区域への配達に加えて、角打ち(酒屋の店頭での立ち飲みスタイル)で店頭の商品を「有料試飲」することもできる。
試飲や蔵元紹介の会は当初、飲食店スタッフや飲食店開業希望者に商品を試飲してもらうために企画。その後、一般客も対象に含め、現在までに2回開き、店の前を通りがかった人が立ち見していくこともあったという。PRのためという位置付けのため、参加費は無料にしている。
同店スタッフの松本香恋さんは「以前開いた会では、試飲するお酒の説明のほか、どのようなグラスであれば香りが楽しみやすいかなど、お酒の楽しみ方も伝えることができた。参加者から蔵元スタッフへの質疑応答もあり、充実した内容になったと思う」と振り返る。
今回は「天狗舞」を造る車多(しゃた)酒造(石川県)が限定の夏酒を販売するのに合わせて開く。当日は、「天狗舞 純米大吟醸50」「天狗舞 山廃純米」「GRAND-LUXE UMESHU」(同酒蔵の梅酒)などの酒を用意する。
「日本酒は季節によって味わいや味わい方が異なり、飲んでみなければ分からないことがたくさんある。百聞は一見に如(し)かず。まずは実際に飲んでいただければ」とも。
開催時間は15時~16時30分。定員は20人で先着順。