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銀座に魚介バル「寿 seafood」-元築地勤務の店主、原価率にこだわり

「本日の白身魚の黒酢あんかけ」750円

「本日の白身魚の黒酢あんかけ」750円

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 魚介と日本酒・ワインの居酒屋バル「寿(ことぶき) seafood」(中央区銀座 5、TEL 03-6228-5572)が5月11日、銀座コア裏手にオープンして約1カ月半が過ぎた。

「桜エビとゴルゴンゾーラのグラタン」850円

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 同店は「おさかなマイスター」の資格を持つ店主の氏家炫徳さんが、築地の仲卸に勤務していた経験とネットワークを生かして仕入れた魚介類などを「料理は50%以上、中でもお造りは80%以上の原価率となる価格設定」(氏家さん)で、日本酒やワインと共に提供する。

 料理のメニューは、前日夜の仕入れ先からの連絡で決まることから日によって変わるが、刺し身は「本マグロ赤身」(1,100円)、「コチ」(1,100円)、「マダイ」(1,000円)、「岩ガキ(1個)」(580円)など5種類前後を、一品料理は「コハダのマリネ」(650円)、「銀ダラの辛子煮」(900円)、「マグロホホ肉の赤ワイン煮」(650円)、「ツブ貝とアサリ 竹の子のバターしょうゆ炒め」(600円)、「九州から オーガニック野菜のディップ」(750円)など15種類前後を提供する。ほかに「肝入り丸イカ」(450円)、「タコ一匹」(300円)、「カワハギ」(350円)などの干物類も。

 日本酒は氏家さんが「自分が飲んでおいしいと思った」日本各地の銘柄を常時15種類ほど用意し、グラス1杯あたり全て500円で提供。ワインは魚料理に合う、香りを楽しむタイプの軽めのワインを氏家さんがソムリエールと共に選び、グラスで450円から提供する。

 「『海外のお客さんや、魚離れが進んだ若い世代、特に女性が気軽に来店できるお店づくりを』という思いから、起業の場所として選んだのが銀座だった。オープンしたばかりで多くのお客さんに知ってもらうのはこれからだが、偶然来店されたお客さんの70%ぐらいはリピートしてくださるので手応えを感じている」と氏家さん。「『おいしい魚は高い』『銀座は高い』というイメージを払拭(ふっしょく)するのが夢」とも。

 営業時間は17時~23時30分。日曜定休。 

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