京橋のギャラリー椿(中央区京橋3)で8月17日から、毎年恒例の「ギャラリー椿オークション 2013」が開催されている。
もともとは暑い夏のイベント的な催しとして始まったという同オークションには例年数百点の作品が出品され、入札方式で最高価格をつけた人が希望作品を落札する。多い年には販売総額が数千万円になることもあるという。
今年は奈良美智さんの「Kleine Toucherin unterder wolke(雲の下の潜水婦)」、大藪雅孝さんの「わかさぎ」、松田正平さんの「裸婦」、李禹煥さんの「with winds」、向井潤吉さんの「雪催う洛北(らくほく)-大原」、ヘルムート・ニュートンさんの「女」など、絵画・写真・版画・立体作品など、合計約600点の作品が出品される。
ギャラリー椿の島田恒平さんは「たくさんの作品の中から自分なりの『掘り出し物』を発見し、値段を付けるというゲーム的な楽しみもあり、毎年の開催を楽しみにしてくださるお客さんも多い」と話す。
「オークションの出品作品全てを展示するので、見るだけでも圧倒的な印象だと思う。通常よりかなり安い価格で作品を購入できるチャンスなので、初めてのアート作品購入のきっかけとしても活用していただければ」とも。
開催時間は11時~18時30分。入場無料。今月20日まで(入札締め切りは20日、16時30分)。入札方法などの詳細は同ギャラリーのホームページで確認できる。