銀座5丁目から8丁目の並木通りで「アート オブ クリスマス Namiki 2006『イルミネーション&街頭フラッグ』」が開催されている。
「アート オブ クリスマス Namiki」は「21世紀に向けて並木通りの魅力を広くアピールしていくこと」を目的に2000年からスタートし、今年で7年目を数える。核となる企画は、山本容子さん、草間彌生さん、村上隆さんなど毎年異なったアーティストがデザインを手がける「アート オブ クリスマス Namiki 2006 オリジナルイヤーズプレート」の販売で、イルミネーションはその一環で行われている。
今年のイルミネーションは若手照明デザイナーで森美術館やグッチ銀座ビルの照明デザインを手がけたことで知られる豊久将三さんが担当。並木通りの樹木で、ヨーロッパでは街路樹としてよく見られるリンデン(和名・西洋菩提樹)という木に小さい発光ダイオード(LED)を用いた大・中・小の球形照明を木にぶら下げたものと、白から桜色へとグラデーションを表現するLEDを設置し「2つの質の異なる明かりで柔らかく温かなもの」(同イベント実行委員会事務局秋葉佐知子さん=三笠会館内)になった。並木通りを歩き進めると、グラデーションが際立つという。
街灯には「オリジナルイヤーズプレート」2006年版を手がけた日本画家、千住博さん作のプレートデザインを施したフラッグも飾られている。毎年限定500枚販売されるオリジナルイヤーズプレートの2006年版はすでに完売。2007年版を手がけるアーティストは「未定」(秋葉さん)だという。
イルミネーション点灯時間は16時~24時。2007年1月15日まで。