景気の本格的回復への期待が高まる今年、銀座の百貨店では1月 2日の初売りでは福袋の売れ行きが好調だった。
銀座3丁目の松屋銀座。2日の初売りでは開店前に約6000人の客が並んだ
プランタン銀座(中央区銀座3)では予定より15分早い8時15分に開店。8時50分には約4000人が来店した。
同店では「銀座発パリ行き 恋するシンデレラ福袋」(3点限定、10万5,000円)、「未来が午(ウマ)くいく! 女子ライフ応援福袋」(「タウンデート編」「アウトドアデート編」「女子会編」各10点限定、 2万1,000円)などの「目玉福袋」を販売。入店待ちの行列に対して7時から整理券を発行し、8時前には配布を終了した。
銀座マロニエゲート(銀座 2)には開店前から初売り目当ての約300人が行列を作り、「バブル復活!? 銀座風お・も・て・な・し福袋」(3点限定、3万円)を購入するための抽選には約150人が参加した。
同館販促担当者は「抽選に参加していただいたお客さまは30代と40代が特に多く、『バブル』という言葉が響いたのではないかと思う。約3割は男性で、奥さまや彼女へのプレゼントにという方が多かったのでは。当選された40代男性の方は、3万円分の商品券やリムジンハイヤーでの『マロニエオリジナル銀ブラ60分コース周遊』などが含まれるこの福袋を、奥さまと共に使われるということで、居合わせた奥さまも大変喜んでいらっしゃった」と話す。
予定通り9時30分に開店した松屋銀座(銀座3)では、開店前に約6000人の来店客が行列。同店開店88周年にちなんだ紳士用の「靴下88足福袋」(20点限定、8,800円)は約20分で、「大満足!!エレガンス福袋」(3点限定、8万8,000円)は約12分で完売した。
「増税前の買いだめとしてか、春夏アイテムも人気」(同館広報担当者)で、「婦人服春夏アイテム買いだめ福袋」(40点限定、1万円)は約15分で、「紳士クールビズ福袋」(5点限定、3万円)は約20分で完売した。