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銀座メゾンエルメスでアーティスト・イン・レジデンス展

セバスチャン・グシュウィンドさんの作品「人類」-「コンダンサシオン:アーティスト・イン・レジデンス展-エルメスのアトリエにて」の会場で

セバスチャン・グシュウィンドさんの作品「人類」-「コンダンサシオン:アーティスト・イン・レジデンス展-エルメスのアトリエにて」の会場で

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 銀座メゾンエルメス(中央区銀座5)8階「フォーラム」で3月20日、「コンダンサシオン:アーティスト・イン・レジデンス展 エルメスのアトリエにて」が始まった。

マリー=アンヌ・フランクヴィルさんの作品「ほとんど純潔」-「コンダンサシオン:アーティスト・イン・レジデンス展-エルメスのアトリエにて」の会場で

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 2010年夏にエルメスの工房で始まったアーティスト・イン・レジデンスは、「現代美術と優れた職人技を連携させたいと願う」エルメス財団によって運営されるプログラム。 

 2010年~2013年の4年間にわたって毎年、推薦によって選ばれた4人のアーティストがフランスにあるエルメスの工房に1年間滞在。職人たちの「技」に触れるとともに、クリスタルや「特別な」革、銀、シルクといった、普段は手が届きにくい素材を使いながら作品の制作に当たった。

 同展では、このアーティスト・イン・レジデンスに参加した16人のアーティストの制作プロセスや成果を紹介する。

 パリ12区にあるバッグや革小物を制作する工房「サン=タントワーヌ皮革工房」に滞在したセバスチャン・グシュウィンドさんは、ステンレススチールと木材による大小のかごに子牛革、オーストリッチ革、山羊(やぎ)革、クロコダイル革を張ったオブジェを積み重ねた作品「人類」を制作。「人間と動物との重要な関係性を強調する」ことを狙ったという。

 1586年設立の工房を祖に持つクリスタル工房「サンルイ・クリスタル」に滞在したマリー=アンヌ・フランクヴィルさんは、「血管を思わせる」赤で着彩されたクリスタルの食器やオブジェを解剖台の上に並べた作品「ほとんど純潔」を発表。

 同展のキュレーターを務めるガエル・シャルボーさんは「コンダンサシオンは、『夢解釈』と『錬金術』という2つの世界の出合いをイメージした展覧会」と紹介する。

 開館時間は11時~20時(日曜は19時まで)。入場無料。6月30日まで。

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