IDC大塚家具 銀座本店(中央区銀座1)1階で現在、北欧家具を集めた特別企画「北欧フェア~LOVE北欧~」が開催されている。
同店では昨年10月のリニューアルオープン以降、1階のフロア全体を使って月替わりのテーマに沿ったインテリア特集を行ってきた。
3月1日から始まった「北欧フェア」もその一環で、当初は3月いっぱいで終了の予定だったが、「全国から北欧家具のファンが訪れるなど、予想を上回る反響だった」ことから、ゴールデンウイーク終了の5月11日まで会期を延長することになった。
同フェアでは、ナナ・ディッツェル・デザインスタジオに保管されていたビンテージから復刻され、復刻にあたっては東海大学芸術工学部の織田憲嗣教授の資料が助けになったことからその名が付けられた椅子「ODA Chair」(80万3,520円)、背はハンガーに、座を手前に起こせばスラックス掛けに、座面下は三角形の小物入れになり、「この椅子1脚で身の回りの物が片付いてしまう」ことからヴァレット(=従者、召し使いの意味)チェアまたはバチェラーズ(独身者)チェアと呼ばれている「ヴァレットチェア」(83万2,680円)、チーク材をデンマーク家具の主要な材料として確立したフィン・ユールさんの代表作「チーフテンチェア」(160万9,200円)などの北欧家具を期間限定で展示・販売するほか、北欧ビンテージ家具や、ルイス・ポールセンを中心とした北欧照明、ファブリックやインテリア小物などを取りそろえる。
「当店で北欧家具のフェアを開催するのは今回が初めてだが、圧倒的な反響に驚いている。日本の家屋に合うモダンな雰囲気や、寒冷地で生産される堅く良質な木質、天然素材で織られたファブリックなどの素材感の良さも、北欧家具に人気が集まる理由なのかも」と名執(なとり)豪店長。「北欧家具デザイナーの代表的な作品がこれだけ一堂に会するのは珍しい。ぜひこの機会に名作の数々に触れていただければ」とも。
営業時間は10時30分~19時。