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松屋銀座がインバウンド対策-「春節」休暇などに対応

外国人観光客でにぎわう地下1階の免税カウンターの様子

外国人観光客でにぎわう地下1階の免税カウンターの様子

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 松屋銀座(中央区銀座3)は現在、中国・台湾などで旧暦の正月に当たる「春節」休暇への対応を強化するなど、外国人客をターゲットにした「インバウンド対策」を行っている。

外国語で作成された商品説明

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 2月24日まで、免税カウンターでは昨年10月からの約2倍となる20人体制とするほか、1階化粧品売り場では1カ月間有効で友人などへの譲渡も可能な「再来店チケット」を配布し、来店時に提示した客にはノベルティを進呈する。

 1階プロモーションスペースでは23日まで、中国で人気の翡翠(ひすい)やパールを使ったアクセサリーブランド「エバーM」を展開。開催中の「第37回 世界の中古カメラ市」でも中国・香港で人気の高い商品を取りそろえるという。

 免税カウンター近くにある地下1階和洋酒売り場では、独自のQRコードを作成。読み込むと、商品情報が日本語・英語・中国語で表示される。

 このほか、タイで百貨店やショッピングセンターを展開する「ザ・モール」グループと提携し、同グループのカード会員約200万人に松屋の店舗での5%割引サービスを実施。今年4月13日~15日のタイの旧正月期間中は、タイからの観光客増加を見込む。

 同館では昨年9月24日、3階にあった免税カウンターを地下1階に拡大し独立させたことで、昨年10月以降の免税売上金額が売り上げ前年比2.3倍、全館売り上げのシェア10%を超えた。

 1階案内所でも英語・中国語・韓国語に対応するなどの接客面対策や、外国語フェイスブックページを開設するなどの情報発信の充実に加え、店内の外国語表示を増やすなど、多方面で通常時のインバウンド対策に力を入れているという。

 同館広報の小笠原由佳さんは「外国人観光客が昨年よりも目に見えて多くなっているのを感じる。今後も外国語を話せるスタッフや分かりやすい案内を増やすなど、外国人観光客に買い物を気軽に楽しんでいただけるよう環境を整えたい。再来日時には当店にまた足を運んでいただけるようなおもてなしができれば」と話す。

 営業時間は10時~20時(24日は20時30分まで)。

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