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銀座の中国郷土料理店に羊料理の問い合わせ増える-羊1頭丸ごと調理のイベントも

銀座の中国郷土料理店「黒猫夜 銀座店」の羊を使った料理

銀座の中国郷土料理店「黒猫夜 銀座店」の羊を使った料理

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 銀座7丁目にある中華料理店「黒猫夜(くろねこよる) 銀座店」(中央区銀座7、TEL 03-6280-6464)で「羊年にちなみ、縁起を担いで羊を食べたい」など、羊料理に関する問い合わせやリクエストが増えている。

銀座の中国郷土料理店「黒猫夜 銀座店」の水岡孝和店長

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 同店は北京・上海・四川・広東など日本で一般的な地域の中国料理ではなく、新疆(きょう)ウイグル自治区や西安などの郷土料理を紹興酒や白酒(パイチュー)などの中国の酒とともに提供する料理店。赤坂店、六本木店に続いて2013年11月に銀座店をオープン。店内は、紹興酒の産地で有名な紹興市から取り寄せた瓦を使った民家風の造りで、席数は55席。

 銀座店店長の水岡孝和さんは上海、杭州、北京、西安、新疆ウイグル自治区のウルムチ、成都、貴陽、広州など中国各地を1カ月間にわたって訪ね歩き、その土地土地の料理を学ぶ中で羊料理のバリエーションに魅せられ、さまざまな羊料理を「食べあさった」経験を持つ。

 以前から羊肉が好きな人たちが集まるイベントに協力をするなどしていた同店は、昨年末に「銀座で羊を食べる」イベント「銀羊会」を開催。

 「ウイグル風羊料理」をテーマに羊1頭丸ごとを約40人の来場者の目の前で調理した同イベントでは、心臓・脳・もも肉・リブ肉・腎臓など各部位を調理した「超羊盛」や、舌・胸腺・胃袋入り「ジンギスカン」「ウイグル風羊の炊き込み飯」などを提供した。同イベントは好評で、早くも2回目開催のリクエストが寄せられているという。

 同店では現在、3日前までに連絡することでコース料理のメーンだけやコース全体を羊料理にするという対応をしている。

 「さまざまな食文化が集まる中国各地の珍しい料理を、50種類の紹興酒・白酒とともに提供する当店のような店は中国にもないとびっくりされることもある。遠い地域の酒と料理の取り合わせの妙を楽しんでいただければ」と水岡さん。

 営業時間は、ランチタイム(2月2日から)=11時30分~14時、ディナータイム=18時~24時(土曜は23時まで)。日曜・祝日定休。

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