有楽町ロフト(千代田区丸の内3、TEL 03-5223-6210)に5月29日、自分やペットなどの3D立体フィギュアを作ることができる「ロフトラボ 3Dフィギュアスタジオ」がオープンした。
102台のカメラがあるスタジオで自身の3Dフィギュアを手にする稲垣潤一さん
同スタジオでは利用者が102台のカメラに360度囲まれた空間でポーズをとり、1/125秒のシャッタースピードで全身の写真を「高速シンクロ撮影」する。従来と比べて短時間に明るい部屋で撮影できるのが特徴という。
スタジオには控室や更衣室のほかペット用の水場も備え、面積は約128平方メートル。
利用希望者は電話予約時に撮影日・フィギュアのサイズなどを決め、撮影日は着替えや化粧などの準備の後、撮影を行う。ポーズ決めと撮影の所要時間は約5分間で、約10分~15分後に簡易データを確認する。データを元に完成した3Dフィギュア商品は、撮影日から2~3週間後にスタジオでの引き渡しか配送により納品される。
価格は10センチの人物1体が3万2,400円から。サイズは10~35センチの6タイプから選ぶことができる。ペットは8センチの1体が3万2,400円からで、選べるサイズは8センチ~25センチの5タイプ。
ロフト(渋谷区)の内田雅己社長は28日に行われた内覧会で「時代の半歩先をしなやかに切り取っていきたいと考えている。今の時代ほど一般の人が撮影機器を持ち歩く時代はない。3Dプリントの技術で、ご自身や愛犬などのペット、結婚や入学といった『アニバーサリー』を写真にはない立体感で残していただければ」と話す。
実際に自身の3Dフィギュアを制作したミュージシャンの稲垣潤一さんは「写真撮影には慣れているが102台のカメラに囲まれて撮られるのは初めての体験。撮影はあっという間で、出来上がった3Dフィギュアは自分のクローンみたいで不思議な感じがした。『アニバーサリー』はもちろん、お子さまの成長の記録として作るのもよいのでは」と感想を述べた。
営業時間は10時30分~21時30分(日曜・祝日は21時まで)。