銀座・晴海などで11月1日、中央区内で配布されるパンフレットを手に文化イベントや文化施設などを回遊して同区の魅力を楽しむ「中央区まるごとミュージアム2015」が開催される。
「文化・芸術の秋に、区民はもとより、中央区を訪れる全ての人々に、中央区の文化的な魅力を発見・再確認してもらおう」という趣旨で、中央区と中央区文化・国際交流振興協会の共催により開催される同イベントは、今回が8回目。昨年は約6万7000人が参加した。
銀座エリアではガイドの引率で画廊を巡る「ギャラリー巡りツアー」、建築史家の禅野靖司さんを「案内人」に迎え、銀座1丁目~8丁目の建築物を訪ねる「銀座の近現代建築めぐり!Architectura Ginza(アルキテクトゥーラ・ギンザ)」、泰明小学校(中央区銀座5)校庭で日本将棋連盟のプロ棋士たちが指導対局を行う「銀座将棋まつり」などを実施する。
京橋図書館(築地1)では、昭和30年代の東京をテーマにした16ミリ映画の上映会や、地域資料室所蔵の錦絵・古地図などの資料、中央区出身の作家である谷崎潤一郎の本などの展示を行う。
当日は参加者にイベントや文化施設を回遊してもらうため、特別運行のバスや船に加え、中央区のコミュニティーバスである江戸バスも無料で利用できる。昨年はバスを延べ5956人が、船を延べ4145人が利用した。
中央区区民部文化・生涯学習課長の吉原利明さんは「今年は新たに7つのイベントが加わり、中央区内で41の多彩な文化イベントが繰り広げられる。区内各所に設置するスタンプを集めて抽選会に参加できるスタンプラリーの開催や、日本橋・晴海間の無料船ルートの新設など、今年も多くの方に楽しんでいただけるよう工夫を凝らした。それぞれ興味をお持ちの文化イベントを楽しみに、ぜひ足を運んでいただければ」と話す。
開催時間は9時~17時。プログラムによっては事前予約が必要。詳細は同イベントのウェブサイトで確認できる。