銀座の書店「教文館」(中央区銀座4)9階のウェンライトホールで現在、ヨーロッパから直輸入したクリスマス関連グッズを中心に約3000点を販売する「ハウス・オブ・クリスマス」が展開されている。
今年で11回目を迎える同催しは、同書店の独自企画としては8回目。当初は商品のほとんどがドイツからの輸入品だったが、現在ではフランス・北欧などヨーロッパ各国の取引先が増え、約45社から商品が届く。
取り扱い商品はクリスマスツリー用のオーナメント、クリスマスソックス、サンタの置物、スノードーム、クリスマスリース、くるみ割り人形、シュビップボーゲン、スズの壁掛け、グリューワインなど。
約150平方メートルの会場には、影絵作家の藤城清治さんが同イベントのために制作した影絵作品が多数、展示されている。
利用客の90パーセントは女性客。リピーターも多く、中には北海道や沖縄県からの客もいるという。
土曜・日曜・祝日の13時~17時の間には1階エントランスホールで、木製手回しオルガンの演奏も披露される。手回しオルガンの演奏は今年で3回目で、足を止めて聞き入る人も多いという。
毎年1月末にドイツにクリスマス関連グッズを仕入れに行くという、同社催事担当の長井史音(しおん)さんは「今年の人気商品はオルゴール付きのスノードーム。特に電池でドームの中の雪が自動的に舞うものや、ドームの中の列車が動くなどのひと工夫あるものが人気」と話す。
「近代的な商品から、木製の伝統的な商品まで幅広く取りそろえている。藤城清治さんとのコラボレーションで、商品を持ち帰った後も思い出していただけるようなクリスマスグッズ売り場を目指している。ぜひこの機会に足を運んでいただければ」とも。
営業時間は11時~20時。12月25日まで。