無印良品有楽町(千代田区丸の内3)2階の「Open MUJI Tokyo(オープン ムジ トーキョー)」で現在、「手と土と火と 沖縄のやちむん展」が開催されている。
「やちむん」は沖縄の伝統的な焼き物。会場ではやちむんの材料となる現地の赤土や道具から、代表的な文様が絵付けされたおわんや皿など約40点を展示する。
Open MUJI Tokyoシニア・キュレーターの鈴木潤子さんは「今回の展示は、読谷山焼北窯で『やちむん』を作って暮らす人たちの姿を3年の歳月をかけて撮り下ろしたドキュメンタリー映画『あめつちの日々』がきっかけとなった」と話す。
「この展覧会は、1から10まで懇切丁寧に焼き物を解説する『やちむんの説明書』のようなものではない。北窯の火は、地元の皆さんをつなぐキャンプファイアのような存在。本当は読谷村の方たちが一番の宝物だと分かっているが、人間を展示するわけにはいかない。この小さな空間に来場された皆さんの感じる心、想像力や行動力に火を付けてくれることを願っている」とも。
期間中には「あめつちの日々」の試写会や、読谷山焼北窯の「親方」である松田米司さんを招いてのトークイベントも開催する。イベントの詳細はホームページで確認できる。
開催時間は10時~21時。入場無料。4月3日まで。