銀座中央通り沿いにある藤屋画廊(中央区銀座2)で3月22日から、「グレート アメリカン イラストレーターズ展」が始まる。主催は求龍堂(千代田区)。
ティム・バートンさんの「Lady in a Green Dress」
元・ビートルズのジョン・レノンさん、映画監督のティム・バートンさん、スヌーピーが登場するコミック「ピーナッツ」の作者であるチャールズ・M・シュルツさん、絵本「かいじゅうたちのいるところ」で知られるモーリス・センダックさんの、直筆画とセリグラフ(シルクスクリーン)やその他の版画作品約40点を展示する同展。
同社美術部の平澤明生(あきお)さんは「『絵は好き?』と聞かれると、『美術は難しくて全然分からない』と答える人が多い。もっとたくさんの人に『絵を好き』と言ってもらえるにはどうすれば良いかを考える中で、絵本やイラストの展示にたどり着いた」と話す。
昨年、オノ・ヨーコさんが新たに発表したレノンさんのセリグラフやシュルツさん直筆のチャーリー・ブラウン、スヌーピーのペン画なども含む展示作品は購入もできる。販売価格は10万円~200万円。
「小さなころから絵本やイラストが身近にあって、そこからたくさんの大切な感情を育ててきたという人は多いと思う。絵本やイラストの原点である原画や版画作品には印刷では表現しきれない作者の思いや情熱があふれていて、見る人を感動させてくれる。本展では世界で愛されているアーティストの大変貴重な作品を数多く用意したので、たくさんの方に『好きな絵』を見つけにお越しいただければ」と平澤さん。
開廊時間は12時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月27日まで。