岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」（中央区銀座5）で6月29日、「熊本・大分復興支援フェア」が始まった。

「熊本・大分復興支援フェア」の様子

　初日、14時からのオープニングセレモニーには熊本・岩手のマスコットキャラクターである「くまモン」と「そばっち」が登場。場内からは「かわいい」と歓声が上がり、写真を撮ろうとする来店客で人だかりができた。

　何度か来店しているという50代女性は「まさか、くまモンやそばっちに会えるとは思わなかった。岩手の食材を買いに来たが、熊本や大分の商品も買えるのでよかった」と笑顔を見せた。

　熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県および大分県の一日も早い復旧・復興を願い、東日本大震災で受けた支援への感謝の気持ちを込めて開く同フェア。期間中は入り口近くに特設コーナーを設け、「天草サブレ」「デコポンゼリー」「アベックラーメン」などの熊本県産品55種と、「だんご汁」「くろめ最中」「ゆずジャム」などの大分県産品19種を販売する。

　岩手県東京事務所企業立地観光部部長の鈴木一史さんは「東日本大震災の際は岩手県庁にくまモンが来てくれたり、銀座熊本館でもいち早く復興にむけてのイベントをしていただいたりした。困ったときはお互いさま。熊本地震の復興に少しでも協力できれば」と話す。

　「首都圏にいると現地に行って応援することはなかなか難しいが、応援の方法はいろいろ。ご来店いただき、熊本・大分の県産品を購入することで両県を応援していただければ」とも。

　営業時間は10時30分～19時（毎月末日は17時まで）。フェア終了日は未定。