東京国立近代美術館フィルムセンター(中央区京橋3)7階展示室で現在、展覧会「角川映画の40年」が開催されている。
1976(昭和51)年の「犬神家の一族」に始まる「角川映画」は、映画・原作書籍・主題歌などの「メディアミックス」による広報戦略を採用し、「人間の証明」「復活の日」「セーラー服と機関銃」などのヒット作を生み出した。
「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね?」(「人間の証明」)、「歴史は俺たちになにをさせようとしているのか」(「戦国自衛隊」)、「カイカーン…」(「セーラー服と機関銃」)などは公開当時の流行語ともなった。
40年の歴史を「大旋風 - 角川映画の誕生」「『角川三人娘』登場 ― アイドル映画の時代」「アニメーションと超大作」「再生、そして現代へ」の4部構成で振り返る同展では、角川映画のポスター、プレスシート、シナリオ、小道具、雑誌など約180点の資料を展示する。
期間中には、角川映画で4本の作品を手掛けた崔洋一監督の作品上映&トークショーなども催される。
開室時間は11時~18時30分。月曜と9月5日~9日は休室。入場料は一般210円ほか。10月30日まで。