「銀座 すゞ木」(中央区銀座7)がオープンして約3カ月がたった。
フランスの三つ星レストランで修行した後、都内のレストランで料理長も務めた鈴木達也さんがオーナーシェフとして腕を振るい、バーテンダーとして働いてきた妻の眞悠さんが料理に合わせた「ペアリングカクテル」を作る同店。
カウンターのみ10席で、鈴木さんは「小さい店なので、お客さまのご要望に細かく対応できる」と話す。
料理は「蝦夷(えぞ)鹿のロースト カカオマス風味の赤ワインソース」(2,500円)、「スペイン産フォアグラのだし巻き卵 トリュフソース」(2,000円)、「春菊の茶碗(ちゃわん)蒸し 牡蠣(かき)のフリカッセ添え」(1,400円)などのアラカルトのほか、1,200円の席料込みの「おまかせコース」(6,500円)も用意。鈴木さんの故郷で作られる美濃焼の器と箸で提供する。
「ペアリングカクテル」としては、フォアグラのだし巻き卵に「ダークラムとコンソメの温かいカクテル」、春菊の茶碗蒸しに「柚子(ゆず)のギムレット」、「里芋のフレンチフライ」に「黒トリュフのマルガリータ」を合わせるのがお薦めという。
「季節を感じる料理とカクテルを単体で、またその2つを合わせて楽しむ『ペアリング』で、一味違った新たな食の楽しみを感じていただければ」と鈴木さん。
営業時間は17時~翌1時。日曜定休。