日比谷図書文化館で「発掘された大名屋敷」展 大名や武士の暮らし紹介

有楽町一丁目遺跡出土遺物

有楽町一丁目遺跡出土遺物

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 千代田区立日比谷図書文化館(千代田区日比谷公園1)1階の特別展示室で現在、開館5周年記念文化財特別展「発掘された大名屋敷」が開催されている。

有楽町一丁目遺跡出土遺物

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 千代田区内の発掘調査で発見された大名屋敷にスポットを当て、出土遺物を中心に、大名行列の復元図や屋敷図面、文献資料などから大名屋敷のあった時代の街並みや屋敷内での藩主、勤番武士の暮らしぶりを紹介する同展。

 会場には江戸初期の大名屋敷で使われた中国陶磁の豪華な色絵皿や、550メートルに及んだ大名行列を1889(明治22)年に刊行された「徳川盛世録」を参考に10メートルに縮小した展示、1888(明治21)年に神田駿河台のニコライ堂建設時の橋場から撮影した写真を基に、幕末の江戸の町並みを復元したコンピュータグラフィックスの展示などが並ぶ。

 千代田区地域振興部文化振興課文化財係の後藤宏樹さんは「千代田区内に85カ所ある遺跡から代表的な大名屋敷跡の出土品を展示するほか、発掘調査現場の復元や江戸の街のCG展示も。江戸城を中心とした江戸城下の成り立ちや金箔(きんぱく)で彩られた屋敷の姿を感じていただければ」と話す。

 開室時間は10時~20時(土曜は19時まで、日曜・祝日は17時まで)。1月16日は休館。入場無料。2月5日まで。

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