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銀座で中世イングランド料理の再現メニュー 「宮廷のレシピ」を基に

「中世風アーモンドライス」

「中世風アーモンドライス」

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 「ダイニングバー 銀座 日々輝(ひびき)」(中央区銀座8)は8月21日から、中世のレシピに基づく再現メニューの提供を始めた。

「マーメニー」

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 再現メニュー「歴メシ!×日々輝☆世界の歴史料理をおいしく食べる~中世イングランドお食事セット」(1,620円、要予約)は、1390年頃にイングランド王のリチャード2世が宮廷料理長に書き残させたレシピ集「The Forme of Cury(料理の方法)」を基に、香辛料の量を現代人向けに調整して再現したもの。

 セット内容は中世イングランド風ビーフシチュー「マーメニー」と、貴族が好んだ米料理で好みで蜂蜜をかけて食べる「中世風アーモンドライス」の2品。中世の健康ドリンクとされていたスパイス入りの赤ワイン「ヒポクラテスの袖」や「スパイス入りアップルジュース」(以上756円)などのオプションも用意する。

 同セットは「世界中のさまざまな時代の料理と音楽を現代に再現して楽しむ」プロジェクト「音食紀行」がプロデュースするもの。主宰者で歴史料理研究家の遠藤雅司さんは今年7月、これまで開催してきたイベントの成果をまとめた書籍「歴メシ! 世界の歴史料理をおいしく食べる」を出版している。

 遠藤さんは「過去の時代に実際に食べられた料理を、当時の料理書を基においしく再現するというのが『歴メシ!』のコンセプト。来店されるお客さまにはぜひ、中世イングランドの貴族の気分になりきっていただき、『歴史料理』を楽しんでいただきたい」と話す。

 「世界中の食が集まる銀座という場所にあっても、過去にさかのぼる『歴史料理』はなかなか食べられないはず。おいしい料理を通じて、中世の宮廷に思いをはせていただければ」とも。

 コースの提供時間は、月曜~木曜・土曜の18時~21時。9月30日まで。

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