波除稲荷(なみよけいなり)神社(中央区築地6)で11月6日、「酉(とり)の市」(一の酉)が催され、多くの人出でにぎわった。18日には二の酉、30日には三の酉が催される。
前日の18時から始まり、酉の市当日の24時まで休みなしで続く同神社の酉の市では、築地市場で働く人たちや仕入れのために築地市場を訪れる人たち、築地・銀座かいわいのビジネスパーソンらが縁起物の熊手を買い求める。縁起を担いで酉の市当日の夜中、0~1時を狙う客も多いという。
境内では、おみくじ付きの開運熊手神符「かっこめ」(1,000円)や酉の市限定の御朱印(300円)の授与も行う。
同神社禰宜(ねぎ)の鈴木淑人(よしひと)さんは「売り手と買い手の値段の駆け引きも酉の市の風景の一つ」と話す。
「今年の二の酉は土曜であることに加え、築地を舞台にしたイベントも催されるので、例年以上ににぎわうのでは」とも。