「単一農園で生産された、単一品種の煎茶」を意味する「シングルオリジン煎茶」を販売する「煎茶堂東京」(中央区銀座5)が11月3日、オープンした。運営はLUCY ALTER DESIGN(ルーシーオルターデザイン、渋谷区)。
「シングルオリジン煎茶」は、全国の茶農家から買い付けた茶葉をブレンドせずにパッケージしているため、それぞれの茶葉の個性をダイレクトに味わえることが特長という。
店頭には滋賀県の「香駿雁金(こうしゅんかりがね)」、奈良県の「駒影」(以上1,900円)、静岡県の「藤枝かおり」(2,000円)、鹿児島県の「さえみどり」(2,300円)、京都府の「うじひかり」(2,500円)など、約25種類のカラフルな缶入りの茶葉が並び、「ティーコンシェルジュ」のガイドで全ての煎茶を試飲できる。
「究極にシンプルにお茶を淹(い)れられる」ことをコンセプトにデザインされ、極厚の樹脂で成形されているため、落としても割れないという1人前サイズの急須「透明急須」(3,500円)も販売する。
ブランドデザインを手掛けた、取締役でクリエーティブ・ディレクターの谷本幹人さんは「日本茶には茶道など日本の伝統的な側面がある一方、日常的にはペットボトルでお茶を飲む人が増え、急須でお茶を淹れることが少なくなってきている。健康にもリラクセーション効果にも優れた煎茶を、現代に合ったスタイルで提案できれば」と話す。
営業時間は11時~19時。