「ギャラリー58」(中央区銀座4)で5月7日から、LPジャケットと同じサイズのアート作品を集めるグループ展「Square展」が始まる。
「30×30センチメートルの正方形で奥行きは自由」という規定の下、46人の作家が未発表の新作を1人1点ずつ発表する同展。5回目の今回は、秋山祐徳太子さん、池田龍雄さん、篠原有司男さん、田中信太郎さん、中村宏さん、吉野辰海さんといったベテランから20代の美大生まで、幅広い年齢層の作家が参加。絵画・版画・金属・テキスタイルなど、手法、素材もさまざまな作品を作家名の50音順に横一列に並べる予定だという。
同ギャラリーの長崎裕起子さんは「大御所も若者も分け隔てなく50音順で一列に並べるというのはなかなかシビアで、作家の力が一目で分かってしまう。『仲良しグループ展』ではない真剣勝負の展示」と話す。
「遠目で見ても『あの作家の作品』と分かる作風を感じるのも、先入観なしで見ていくのも、どちらも面白い。サイズも価格もお手頃なので、コレクションをしたい方にもお薦め」とも。
開催時間は12時~19時(最終日は17時まで)。日曜休廊。入場無料。5月19日まで。