「桑原聖美(さとみ)日本画展/春風桃季のフローラ」が現在、あらかわ画廊(中央区銀座1)で開催されている。
桑原さんは愛知県在住の日本画家。日本画の画材を使い伝統的な技法で「女神の肖像」をテーマにした絵を描き続けている。
イタリアから中国に渡り、当時の清朝の宮廷画家となったジュゼッペ・カスティリオーネを尊敬し、影響を受けたという桑原さんは「これまで誰も描いたことのない、いつの時代のものかも分からないような絵を描きたい」と話す。最近では東京・名古屋・大阪などで開かれる展覧会に年間10回以上のペースで参加し、着実にファンを増やしてきた。
今回の個展では130×48.5センチの作品「春風桃季のフローラ」や白の諧調を描くのに苦心したという「椿姫」など、新作10点を含む20点を展示する。販売価格は3万8,800円~42万1,200円。
「日本画独特の色彩の妙はパソコンやスマホの画面では再現することができない。会場に足を運んでいただき、じっくりとご覧いただければ」と桑原さん。
開廊時間は11時~18時(最終日は16時まで)。日曜休廊。今月27日まで。