「金細工展 -沖縄の文様(もんよう)-」が現在、沖縄物産の店「銀座わしたショップ」(中央区銀座1)地下1階の「琉球(りゅうきゅう)伝統工芸館fuzo」で開催されている。
沖縄の伝統的な金細工の技法で作品を作る6人の作家による、指輪・ネックレス・ピアス・ピンブローチ・帯留めなど約100アイテムを期間限定で展示販売する同催し。
14金、18金、銀、銅、真ちゅうなど材料はさまざま。価格は2,700円からで、1万円台~2万円台が中心。
さまざまな図柄のチャームが房のようにつながる沖縄の伝統的な金細工「房指輪」は、昔、沖縄の王族や士族などの家から嫁ぐ娘に向けて、親が来世までの幸せを願い7つの吉祥文様に願いを託して贈ったもの。「魚=食べ物に困らないように」「葉=着るものに困らないように」「扇=末広がりの幸福」「ツバメ=夫婦円満・家庭円満」「チョウ=ニライカナイ(天国)の使者」「桃=不老長寿」「花=生活の彩り」と、それぞれの形に意味が込められているという。
「琉球伝統工芸館fuzo」の藤野望さんは「伝統的なモチーフを使いながら、普段のファッションになじみやすいかわいいデザインのアイテムがそろった。売り場まで足を運んでいただければ」と話す。
営業時間は10時30分~20時(12月31日、来年1月2日・3日は18時まで)。1月1日は休業。1月31日まで。