「JTEKT ROOM Ginza(ジェイテクトルーム銀座)」(中央区銀座7)で8月23日、小学生を対象とした夏休みの体験教室「クルマの部品を組み立ててみよう」が開催された。
「JTEKT ROOM Ginza」は、自動車部品、軸受(じくうけ)、工作機械・メカトロを製造・販売するジェイテクト(大阪府)が運営するスペース。
体験教室のテーマは、自動車がカーブを曲がる時に生じる外輪と内輪の動きの差を検知し、動力に差をつける装置「デファレンシャルギア(差動歯車)」。
司会進行スタッフが自動車の実物大カットモデルを使って「どうやって自動車は動くのか」について解説を行った後、「デファレンシャルギア」の透明なモデルが各自に手渡され、状態を観察してスケッチ~分解~また元のように組み立てるという課題が出された。
子どもたちは真剣に課題に取り組み、スタッフが組み立てのこつを説明する際にはテーブルを囲んで熱心に耳を傾ける姿が見られた。
同社広報部の布川昌宏さんは「デファレンシャルギアのモデルの組み立ては全ての部品が正しく組み合わさっていないとうまく回転せず、大人でも1回ではなかなかできない難しい課題。参加した皆さんが、数多くの部品から成り立っている自動車の仕組みを理解するきっかけになれば」と話す。