薬膳鍋料理・薬酒の提供やみその量り売りなどを行う「銀座 食医心方(しょくいしんほう)」(中央区銀座1)がオープンして約1カ月がたった。
升本フーズ(江東区)と佐野味噌醤油(江東区)が共同で運営する同店。升本フーズ社員で同店店長兼料理長の星野宗(たかし)さんは「薬膳・薬酒で『未病』を予防し体調や状態等を整えることが当店の大きな目標。日本古来の発酵食品で和食に欠かせないみそを薬膳・薬酒と共に紹介することで、よりお客さまの健康のお役に立てると考えた」と話す。
レストランスペースには本草薬膳学院(中央区)認定の「薬膳コーディネーター」「薬膳アドバイザー」を取得したスタッフを配置し、「薬膳出汁(だし)ランチ(きのこ出汁)」(2,090円)、「薬膳玄米粥ランチ(鶏白粥)」(1,980円)、「薬膳出汁セット(季節出汁)」(2,860円)などを提供する。100種類を取りそろえる自家製薬酒のメニューは体調などに合わせて選ぶことができる。
みその量り売りコーナーでは、全国から取り寄せた約50種類のみそを販売。店内の全てのみそを味見することができる。カウンターでは金亀子(こがね)赤みそ、西京白みそ、岡崎赤だしの3種類から選べる「おみそ汁」(350円)、「おみそ汁(豆腐と豆乳のエスプーマのせ)」(500円)を販売。ミックスナッツ・黒すりごま・オリーブオイル・生姜(しょうが)パウダーなど9種類のトッピングも用意する。
店内ではほかに「亀戸升本」の弁当を販売する。
営業時間は、レストランがランチタイム=11時~14時30分、ディナータイム=17時~20時、みそ量り売りコーナー=11時~20時(みそ汁のテークアウトは19時まで)、弁当販売=10時~20時。第1・3水曜定休。