松屋銀座(銀座3、TEL 03-3567-1211)は、「銀座ミツバチプロジェクト」で作られたはちみつを使用したスイーツを販売している。
「銀座ミツバチプロジェクト」は、食についてのシンポジウムを開催してきた「銀座食学塾」と、銀座の歴史・文化・背景を学んできた「銀座の街研究会」の有志たちが集まり、「もともと銀座は職人の町。消費だけでなく、銀座で採れたものを銀座の技術で生み出そうと今年始まった」(「銀座ミツバチプロジェクト」世話人田中さん)プロジェクトで、銀座でミツバチを育てている。
ミツバチは「紙パルプ会館(銀座3、TEL 03-3543-8118)」の屋上で飼育されており、全12回の収穫で、収穫量は約150キロ。「予想以上の収穫量」だという。同店で販売されるスイーツに用いられるはちみつは、同店が検査機関に出しており安全が確認されている。同店広報担当者は「かんきつ系の味がし、お菓子によく合う」と話している。
スイーツは同店のみで販売され、「メゾンカイザー」は、ピスタチオ、アプリコット、アーモンド、くるみなどを乗せて焼き上げたデニッシュにはちみつをかけた「『銀座のはちみつ』デニッシュ」(294円、1日10個程度)を、「ミクニ ギンザ」はアーモンドと金箔をあしらい、はちみつで伝統的なフランスのパウンドケーキを再現した「『銀座のはちみつ』ケーキ」(1,575円、1日3~5台限定)を、「銀座萬年堂本店」は和菓子の定番、浮島にハチミツを練り込んだ「『銀座のはちみつ』の浮島」(840円、毎週水・土限定、各日10本程度)を、「銀座清月堂」は錦玉にハチミツを練り込み、緑色の白小豆ようかんを挟んだ「『銀座はちみつ』羹」(1,365円、6月16日から販売、1日10本程度)を、それぞれ販売している。7月3日まで。