オーデマ ピゲ ジャパン(港区)は旗艦店となる「オーデマ ピゲ ブティック 銀座(仮称)」(中央区銀座7)を7月12日、銀座・中央通りにオープンする。
1875年スイスで創業されたオーデマ ピゲは、誕生以来創業者一族の手を離れることなく受け継がれている最も歴史の長い時計メーカー。「トゥールビヨン(機械式時計の機構の1つで、時計を狂わせる原因になる重力の影響を避けるために、秒を刻む部分自体が回転するもの)」や、「世界最小永久カレンダー付き手巻き時計」など複雑な機能を搭載した「コンプリカシオン(複雑時計)」を製作するメーカーとして知られまた、ジュエラーとしての顔も持つ。
世界で13都市目、世界最大規模の売り場面積を持つ同店は地階・地上9階建て。ブティックとカスタマーサービスを合わせた店舗面積は509平方メートル。フロア構成は、地階~2階=ブティック、3階~5階=カスタマーサービス、6階~8階=日本本社オフィス、9階=VIPルーム。ファサード・VIPルームのデザインを森田恭通さんが手がけ、ファサードは「複雑時計のムーブメントをモチーフに、日本伝統の『行灯』照明の手法を使い浮かび上がらせ、ビル全体が幻想的な雰囲気を醸し出す」(同社)という。
同メーカーはアジアが最大の市場となっており、年商の45パーセントを占めている。