銀座三越（中央区銀座4、TEL 03-3562-1111）は6月1日、午前10時の開店に同店店長以下30人が「COOL STYLE」で来店者を出迎えた。

　環境省が主体となり推し進める「COOL BIZ（クールビズ）」は今年で3年目。同店では「クール（かっこよく）・クール（涼しく）」をキーワードに、ノーネクタイ・ノー上着というスタイルに捉われることなく夏を快適に過ごすことができるスタイル、COOL STYLEを提案していく。

　午前10時の開店とともに同店1階ライオン口では、COOL STYLEをまとい一列に並んだ店長以下30人の男性社員が来店者を出迎えた。ネクタイを締める「タイドアップ派」とネクタイなしでシャツのボタンを開けた「アンタイド派」が約半々で、全員ジャケット着用。普段の開店時とは異なる出迎えに「今日は何が行われているのですか？」と尋ねる来店者も。

　同店重松稔店長は「ポールスチュアート」のジャケットに白いコットンのカスタムメードシャツ、スカイブルーのニットタイ、ペールグリーンのチノパンツに型押しレザーとネイビーにグリーン、ホワイトのラインが入ったラインテープの組み合わせベルトを合わせ、ブラウンのキャップトゥシューズ、胸ポケットにはポケットチーフとサングラスというスタイル。すべて自分でそろえたものだという。

　重松店長は、1年目にはノーネクタイということでワイシャツが、2年目はチーフなどのアクセサリー類が好調だったとし、3年目の今年は「着こなしで魅せるスタイリングやコーディネートを提案していきたい」と話し、「クールビズ商戦についての考えは」の質問に「全体で需要が伸びており、期待できる」と意気込みを見せた。同店では、同日から「COOL STYLE」ファッションで接客を行う販売員も見られた。

銀座三越