銀座・ソニービル(中央区銀座5、TEL 03-3573-2371)では6月4日より、ビル全体で消費する約75%の電力をグリーン電力化している。
同所では、以前よりグリーン電力を使用していたショールーム部分に加え、共有部すべてと8階イベントスペース「OPUS」で消費する年間約290万キロワット以上を、風力・水力などの自然エネルギーによって発電された電力から生まれるCO2排出削減などの価値を具現化して取引を行う「グリーン電力証書」のシステムを利用してグリーン電力化。これにより、年間約1,332トンのCO2排出削減が実現できる見込みだという。同所の電力は、秋田・田代平風力発電所と千葉・銚子屏風ヶ浦発電所の風力発電によるもの。
ソニー(本社=港区)はWWFと企業が協定を結びCO2削減を推進する「クライメート・セイバーズ・プログラム」に参加、2000年に排出した温室効果ガス量を2010年までに絶対量で7%削減するという目標を掲げており、ソニーグループの一員である同所もCO2排出量削減に取り組んでおり、2008年から各店舗へのグリーン電力の導入も進め、ビル全館でグリーン電力化を目指すという。