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「銀座ライオンビル」登録有形文化財に 戦火をくぐり抜けた歴史あるビアホール

「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」のガラスモザイク壁画

「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」のガラスモザイク壁画

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 「サッポロライオン」(中央区銀座7)が運営する「銀座ライオンビル」が登録有形文化財(建造物)として登録された。同社が11月22日、発表した。

「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」現在の店内の様子

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 地下1階から6階まである同ビルは、サッポロライオンの前進である「大日本麦酒」の本社ビルとして1934(昭和9)年4月8日に完工。同時に1階に開店した「ビヤホールライオン」は、現存する日本最古のビアホールで、戦争による空襲を免れ、創建当時とほぼ同じ内装のままで現在に至っている。6階の「ライオンクラシックホール」も創建当時は会議室として使われ、現在もパーティー会場として利用できる。

 ビアホールの内装は、「豊穣(ほうじょう)と収穫」をコンセプトとし、大地をイメージした赤れんがの壁、大麦を表現した矢尻型の装飾の柱、ブドウの房をモチーフにしたシャンデリアなどが施されている。店内正面にはビール大麦を収穫する女性たちが描かれた大型のガラスモザイク壁画もある。

 発表によると、「80年以上もの間、銀座の歴史を伝える建造物として親しまれてきたことも今回登録される経緯に影響していると考えられる」という。

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