松屋銀座（中央区銀座3）が8月31日、地下2階生鮮食品フロアに冷凍食品売り場「ギンザ フローズン グルメ」をオープンした。

銀座 日東コーナー 1948の冷凍商品「ロールキャベツ トマトソース」（1,580円）

　コロナ禍においてのテイクアウト、デリバリーなど中食への意識の高まりに応え、自社運営として同売り場を新設。老舗銘店やミシュランガイド掲載店、高級冷凍食品専門ブランドの「Z's MENU（ジーズメニュー）」「ブレジュ」、日本各地の鮮魚を急速冷凍した「凍眠市場」など約55ブランドを取り扱い、和洋中総菜、パン・ピザ類、麺・米飯、菓子・アイス、ミールキット、素材など約350種類の冷凍食品を販売する。

　銀座に店舗を構える「銀座 日東コーナー 1948」「銀座 吉澤」「銀座 みかわや」「銀座 ピエスモンテ」の4店による冷凍食品ブランド「銀ぶらグルメ」も新たに展開。食感まで再現できるという急速冷凍機を用いて各店のメニューを冷凍商品化し、販売する。冷凍食品で各店の味を提供することで、フードロス削減や各店の売り上げ向上につながることも期待している。

　同店食品部課長の今井克俊さんは「オープン以来連日多くの方に来店いただいている。『銀座の名店の味が冷凍食品で、自宅で味わえるのか』と興味津々の方、『コロナ禍で来店機会の減ったレストランの味をギフトとして贈りたい』という方など、いろいろな用途で購入してもらい、うれしく思う。各レストランが営業の合間に冷凍商品を仕込んでいるブランドも多く、量産できないため完売していることも多いが、随時入荷している」と話す。

　営業時間は10時～20時（日曜、連休最終日は19時30分まで）。