銀座で「OLのためのスポーツ吹矢体験会」-認知向上目指す

OL向けの体験会は初となる「スポーツ吹矢」体験会。30人が参加した。

OL向けの体験会は初となる「スポーツ吹矢」体験会。30人が参加した。

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 日本スポーツ吹矢協会(中央区銀座3、TEL 03-3538-5837)は6月23日、「OLのためのスポーツ吹矢体験会 in 銀座」を開催した。

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 日本スポーツ吹矢協会は、体の弱かった青柳清会長が気功・太極拳を学び「腹式呼吸が体によい」と考え、より楽しく行えるものをと思っていたところ腹式呼吸を使って矢を飛ばす吹矢に出会い「安全なスポーツとして確立し世界中に普及させ心身の健康保持と増進に寄与させたい」(同協会)と1998年に発足した団体で、今年4月に社団法人となった。

 スポーツ吹矢は腹式呼吸を行い、瞬間的に息を強く吐いて矢を5メートルから10メートル先の的に命中させるスポーツ。服装や場所を選ばないことや独特の呼吸法を用いるため年齢、体力差など関係なく楽しめる点などから、現在、会員登録数は1万人以上、競技人口は約5万人を数え、昨年にはハワイ支部も誕生するなど競技人口を増やしている。

 OL向けの開催は初。キャンセル待ちも出たという体験会には同日30人が参加した。筒を使い効果的に体を伸ばすストレッチから始まり、的に向かい一礼、肩幅程度に足を開き的に対し45度の角度で立ち、矢を筒に入れ構え、筒を的に向け一気に矢を吹き、息を吐きながら筒を下に下ろして的に一礼するというスポーツ吹矢独特の基本動作を公認指導員が説明、実際に行った後参加者が体験。的まで6メートルの距離でスタートした。

 女性でも約130キロの速さが出るという同競技に用いる矢は、長さ20センチのビニール製。先端にのみ金属を用いているが万が一当たってもけがをしにくいという。開始後すぐに的に矢が刺さり、拍手が起こる場面も。基本的な競技方法を実践した後、1枚の「的シート」に5個の的がある「スターファイブ」野球のストラックアウトと同じく1~9の数字の的に当てる「パーフェクトナイン」などのレーンも備えられ、参加者は思い思いのレーンで競技を行った。

この日参加した銀座で働く女性は「以前から興味があり、体験会ということで気軽に参加した。思ったよりも汗をかく」と話し、一緒に参加した女性は「思ったより的に当たり、飛ぶ」と感想を述べたほか、母が初段を持っていることから参加したという女性や、「20本吹くとウオーキング5キロメートル分の運動量だということからダイエットのため参加を決めた」という人も。

 同競技は同協会の入居するビル2フロアを使い練習を行っている。同協会広報担当者は「指導員が常駐しており、19時まで受付をしているので気軽に参加してほしい」と話している。

日本スポーツ吹矢協会

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